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eoe後使徒化+女体化したシンジ(=碇レンorシオン)が別世界にトリップした設定のクロスネタがメインの二次創作サイトです。碇レン最愛で最強。クロス先のキャラとのCPが基本。 現時点で単品で取り扱いがあるのは深淵と鰤とrkrn。深淵と鰤は主人公総受け、rkrnはきり丸中心です。
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いつか書きたい小ネタその1で呟いてた、「夜中に寝ぼけるきり丸(過去捏造)」ネタで、その後のss



・雷蔵編(・・・・何故か若干雷蔵様に?!・・・・本当にすいません。というか、自分で書いてて、凄い可笑しいな?とは思ってんですが・・・・・なんか、そういう落ちに・・・・え~と、でも書いちゃったので、そういう話もあるんだぁ、って感じでお願いします。・・・・・・勿論、そういうのが苦手な人は、絶対に見ないでくださいね!)



基本的に此のサイトのきり丸は色々と冷めてます。
ただし空気は読めるので相手に合わせて言動を選びます。
内心でかなり擦れた事思ったりしても、基本下級生、特に一年生の前では口にも顔にも出しません。


*大前提としてきり丸総受けです。
*上級生も敵サイドも、皆きり丸大好き設定です。
*原作様クオリティでは軽~く流されているあれやそれ、を時々捏造交えて重々しく軸に持ってきたりします。
(忍として、の諸々とか、きり丸の過去捏造とか、戦場のどろどろとか、)

ので、上記を読んで少しでも嫌だな、と思った方は、絶対に!!ご覧になりませんように、お願いします!!


読了後の苦情批判は受け付けません。
誹謗中傷は無視します。


*アニメと原作様の設定その他が混じってたりもします。


(「夜中に寝ぼけるきり丸」ネタその後で、雷蔵達と仲が良くなった後。5年生達に構われるのに慣れてきて、甘えてもいいのかな・・・?とほだされ始めた中期、位の二人。・・・甘えて良いって言ってくれてんなら、甘えてみても、良いかも・・・ってか、なんか、先輩達の距離とかあったかさとか・・・安心する。なんでだろう。とか、寝ぼけた時に抱きしめてくれた雷蔵のぬくもりを無意識に覚えてて、それに安心感を見出してるんだけど、普段の意識ではそれを知らないから、ぐらぐらしてるきりちゃん。・・・・で、学費納期が間近なため色々無理し通して、何とか納金できたけど、疲労も限界で、ぼうっとしてたところに雷蔵が通りかかって思わず甘えにいってしまいました、と。


*再度申し上げますが、若干落ちが病んでる雷蔵様です。
苦手な人は、絶対に見ないでください。












「やぁっと、納金終わったぜ・・・・うぉぉ、・・・・・疲れた。
 あ~でもこれで再来月までは安心できる・・・・・・・・・、眠い、な。・・・・最低限は、寝てたはずだけど。」


安心感に脱力していたきり丸の視界の端に、濃紺の制服と柔らかそうな濃茶の髪が入った。


「雷蔵先輩、だ。・・・・・・・あったかそう、だな」



幾ら疲れているといっても、この程度の疲労は珍しくも無いのに、なんでこんなに眠くなるんだろう、と思っていたきり丸の目に、その濃紺の背中はとても暖かそうで、とても魅力的に見えた。


「ねむい。・・・・・あったかければ、よく、ねれそう。・・・なんで、ねむいんだろ?」


ふらり、と無意識に雷蔵の後ろを追いかける。ゆらゆらと濃紺の背中を追いながら、異常な眠気について少しだけ疑問が湧くが、直ぐにどうでもよくなった。・・・あの背中にくっつけば、とてもよく眠れそうだ、という思考に占拠された脳では明確な答えなど浮かばない。ただ無心に雷蔵を追いかけた。




ぽふ、と軽い衝撃を背中に受けた雷蔵はくすくすと柔らかく笑って後ろを振り向いた。
首だけを巡らせた視線の先には、自分の腰に張り付く水色の頭巾に包まれた形の良い小さな頭。

そっと、囁くような静かな声で名を呼ぶ。


「きり丸?」

「・・・・雷蔵先輩。」

「なんだい?」


返る声も小さく囁くようで、普段の快活さからは想像し難い儚さを伴う声だった。
ああこれは、と理由に思い至る。雷蔵はそうっと後ろに腕を伸ばして、腰に張り付いている小さな子供を慎重に抱えあげた。ここで少しでも対応を間違えたり、力加減を間違えたら、あっという間にこの子供は逃げ去ってしまうだろうとわかっていた。



「(きり丸って、人に気を許さない野良猫みたいなんだもんなぁ。)・・・・きり丸。」

「らいぞーせんぱい。」

「うん。」

「・・・・・眠いです。」

「うん」

「・・・・・・・ちゃんと、寝てるんすけど」

「うん。」

「・・・・・・・・・夢も見てないのに」

「うん。」

「・・・・・・・・・・・・なんか、いつも以上に、疲れてます。」

「お疲れ様」

「・・・・・・・・・・・・・・おかしいです」

「そんなことないよ」

「・・・・・・・・・・・・・・・・ねむいです。」

「うん。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・ねて、いいですか」

「勿論。・・・・・ゆっくり、おやすみ。」

「・・・・・・・・・・・・・・・・・はい。・・・おやすみ、なさい」



表情は普段どおりなのに、口調だけがあやふやで、視線がぼんやりと曖昧に彷徨う。いつかの夜中にみてしまった子供の慟哭が甦りそうで、力が入りかけた掌は全力で抑制して柔らかく相槌を打った。寝ていいか、と聞くきり丸に、優しく許可を与えると、糸が切れたように脱力する子供の体。

その暖かさに安堵を、弱った時に頼ってくれた事実に喜びを、・・・眠ってしまって尚軽すぎる子供の身体に、少しだけ痛ましさを感じながら、穏やかにきり丸の背中を叩いて、赤子をあやすように抱きしめた。


「・・・まずいなぁ」


この腕の中が、きり丸にとって安心できる場所であること。
それに対して、確かに安堵と共に喜びを感じている。
同時に、


「・・・・他の場所なんか無くなって、この腕の中だけで、安息を、与えたい、なんて」



愛しげにきり丸を見つめる自分の瞳に、きっと浮かぶ色は、優しさや慈愛とは程遠い色をしているんだろうなぁ、と。



「ああ、まいった。・・・・こんなに、深みに嵌るはずは、無かったんだけど」



柔らかく優しげに。



「これは、しかたない、かなぁ・・・・・ごめんね、きり丸。・・・・・大丈夫、君の安息だけは、守るからね。」



何時も通りに微笑んだ雷蔵が、腕の中の子供に囁く。

安心しきって眠る子供には届かない宣告は、穏やかな風が攫って、木漏れ日に消えた。










++









後書き






っていうか、本当に可笑しいから!!
この話、元々はすっごいほのぼの落ちに持ってく筈だったんですけど??!

以上、書き終わった瞬間の管理人の心の叫び。



・・・本当にすいません。これは本気で反省してます!!
・・・・・・なんでしょう、これは、管理人が病んでるってことなのかな・・・・・うわー初雷蔵様が病み落ち・・・・・本当すいません。


つぎ!次こそは、普通にほのぼの雷蔵様を!!・・・・・すみません、あんまり期待はせずにおまちくださいませ・・・






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本館ではちょっと出しにくい三重クロスとかの突飛なネタを投下するための別館です。
+で、エヴァとアビス以外のジャンル小ネタを書いていこうと思ってます。

サイトメインのクロスネタでは、当たり前のように碇レン(orシオン)だ別作品のキャラに愛されるお話中心です。皆様方のご嗜好に合わないときは、速やかにお帰りになって、このサイトの存在ごとお忘れください。
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