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eoe後使徒化+女体化したシンジ(=碇レンorシオン)が別世界にトリップした設定のクロスネタがメインの二次創作サイトです。碇レン最愛で最強。クロス先のキャラとのCPが基本。 現時点で単品で取り扱いがあるのは深淵と鰤とrkrn。深淵と鰤は主人公総受け、rkrnはきり丸中心です。
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思いつき小話 というか一場面。唐突に始まって唐突に終わります。
流れも落ちもありません。本気でちょっとこんな感じかなーと書いてみただけのお試しです。

クロスの上パラレルです。

*今回はCPはあまり出ませんでしたが、一護隊長の場合、基本的に白黒レンの三人セットです。
本当に微妙ですが、三人が三人ともお互いが特別、というのが根底にありますので。
まあでも一護とレンが総受けですかね。白様は攻めです。




暫定的に、白崎様のお名前を「朔護」にしてみました。

・あ、書き忘れましたが、この設定だと一護と朔護は双子です。

・レンは二人より更に年上のお姉さん。でも外見は疾うに追い抜かれ、誰が見ても妹ですが。

・でも精神的にはやっぱり最年長です(若干頼りないというか・・・なところはレンですから。)いざというときは頑張りますし、一護と朔護を叱れるのはレンだけです。


幼馴染の姉弟関係。小さい一護と朔護をレンが面倒みて育てたこと前提。


初代総隊長一護が一回引退して、二代目が就任後しばらくしてから一番隊として帰ってきた後。位かなーとおもって書いてみました。(当時は一番隊隊長と、全体を統括する総隊長が別物だった、設定で。勿論捏造ですので原作様の設定とは関係ないです。)





*一護隊長設定の場合
こんな感じで子供を拾いました。な話の序章部分。



「・・・で、こちらの任務は・・・・でよろしいですか?」

「ああ、いいんじゃねぇの?任せる」

「はい、ではそのように手配いたします。---あ、おかえりなさい、隊長」

「遅ぇよ。何手間取ってやがったんだぁ?」

「あ、ああ、ただいま。悪かったな、朔護、レン。」

「いえ、・・・・何か、ありましたか?」


零番隊では比較的日常の、隊長による個人任務に出ていた一護を、副隊長の朔護と三席のレンが出迎える。名実共に護邸--ひいては尸魂界最強の実力を誇る一護であるから大丈夫だとは思っていたが、やはり元気な姿をみると安堵に口元が綻んだ。執務中の為口調は崩さないが、明らかに声音が弾んだレンに、傍らの朔護が苦笑する。

(過保護だな。相変わらず甘ぇ奴)

かく言う朔護も一護が帰ってきたことに心が浮上したことを半ば自覚しつつ、楽しげに一護をからかった。

だが、いつもならここで一護が反論して軽い口喧嘩(という名のスキンシップ)に発展する筈なのに、一護が妙にそわそわとして視線をあまり合わせない。レンが、不思議そうに小首を傾げた。



「隊長?」

「あ、いや、何もないぞ?悪ぃけど、お茶淹れてくれねぇ?」

「はい。すぐに。」


ぱたぱたと軽やかな足音が給湯室に引っ込むと同時に、レンを見送っていた一護の首根っこを朔護がつかんだ。



「で?・・・・今度はどんな厄介事拾ってきやがった?」

「な、なんの事だか----


「吐け」


---はい。」



皮肉気に口角を上げた朔護がすごむ。とぼけようとした一護の顔を無理やり固定して視線を合わさせると、笑みを消した朔護が一声命じる。一瞬で敗北を悟った一護が肩を落としておとなしく返事をかえした。











「さて、と。今日のお八つは、~~~♪」

一方給湯室では心持ゆっくりとお茶とお菓子の用意をするレン。
珍しく何事か気がかりがあるような顔で視線を泳がせていた一護は気になるが、あまり深刻な内容ではなさそうだし、最初に相談するなら矢張り朔護が良いだろうと素早く席を外したのだ。どんな内容かがわからないため、戻るタイミングを測る必要があるが長くなりそうなら場所を移すなりするだろうと用意した茶盆を抱える。



「そろそろ良いかな。・・・一護も嘘が下手だなあ。朔護には隠せないってわかってるのに」



くすくすと笑いながら廊下を戻る。この場に一護か朔護がいたら、レンにだけは言われたくないと盛大に眉間に皺を寄せつつ苦笑するだろう感想をもらしつつ隊主室の扉に手をかけた。



「失礼いたします。三席碇レン。お茶をお持ちしまし---」

「---お前は馬鹿か!!!」



瞬間張りつめた霊圧が開きかけた扉から漏れそうになる。霊圧制御が不安定な一護の為にこの部屋は常に霊圧をもらさないための防護の結界が常備されているが、怒声とともに吹きつける威圧伴う霊圧は朔護のものだ。規格外の一護の霊圧をもらさないための結界といっても効果には限度がある。一護と同等、場合によってはそれ以上の朔護の霊圧まで上乗せされたら部屋そのものが物理的に吹き飛びかねない。レンはあわてて部屋に滑り込み二人の霊圧を抑え込む結界を発動させて声を上げた。



「ストップ!!!何を怒っているんですか、朔護。一護もむくれた顔で対抗しない!
 霊圧を下げて!この部屋の結界ごと周囲を暴発させるつもりですか!」



普段は公私を弁えて仕事中決して崩されることのない上司への言葉ではなく、幼いころからともに過ごした幼馴染の口調で一護と朔護を抑えるレン。色々な意味でレンには頭が上がらない一護たちは渋々であるが霊圧を普段通りに制御しなおして、そろって舌打ちをする。

その表情に、昔喧嘩して怪我だらけで帰ってきた二人を叱ったときと同じだと思い笑いをかみ殺すレン。まずは理由を聞こうと困ったような苦笑で二人に問いかける。



「まったく、どうしたんです二人とも。そんなに気配を揺らして。」


レンの言葉に拗ねたように視線をそらしていた二人が勢いよく口を開いた。


「「そうだ!聞けよレン!一護が(朔護が)、」」

「 また厄介事拾ってきやがってこの馬鹿が!」

 「ちょっと子供育てることになっただけだってのに、それを厄介事とか言いやがって、このわからず屋が!」

 「「・・・・って、なんだよ!てめぇにだけは(お前にだけは)言われたくねぇよ!!」」


「ストップ、ストーップ!!やめなさい!!わかった!
・・・・まずは、二人とも、そこに、座りなさい。」


互いを指差しにらみ合いながらレンに訴える一護と朔護。同時にしゃべるので聞き取りづらいが、内容は理解した。子供っぽく喧嘩して不用意に霊圧を上げる隊長副隊長の姿を他の隊員には見せられないなぁ、と思いつつ意識的に二人を抑えつけるように霊圧を上げてにっこり笑うレン。一言ずつ区切って指示した床に一瞬視線を落として気まずそうに口元を引き攣らせる一護と、ふてくされた顔でさっさと胡坐をかく朔護。
深いため息を吐いてレンは二人の前に正座して、笑みを深めて見せた。


「「(怒って、る、のか・・・・?)」」


ちらちらと顔色をうかがってくる二人の心情を無視して穏やかに問いかけるレン。



「それで、一護?・・いま、とても重要な事を聞いた気がするのだけど、・・・・最初から、説明してくれますね?」



にこやかだ。物凄く。



「う~っと、えと、ですね。・・・あ、の、レン姉、さん、・・・・怒って、る、のか?」

「そうですね、それは内容を詳しく聞いた後に決めます。
 いいから早く説明をお願いしますね。」

「は、だから、言ってんだろ、」

「朔護は少しでいいから黙っていてくれる?」

「なん、・・・・いえ、はい」



うろうろと視線を泳がせる一護に、にっこりと笑いかけて促すレン。だが、その厳しい視線に怒りを読み取って萎縮する一護。途中一護を混ぜっ返そうとした朔護の軽口も視線だけで黙らせる。完全に姉モードに突入している。こうなったら幼少時から散々世話になった自覚がある弟分二人には逆らうことが出来なくなる。流石の朔護も姿勢を正して座りなおした。本気の姉には逆らうべからず、という無意識化に刻まれている刷り込みの成果である。


「あの、・・・実は、養子を、とらないか、と頼まれまして。
 え、と、・・・・ごめん!姉さん!もう引き受けたんだ!!」

「・・・・・・・・・そう。誰に、頼まれたの?」

「二代目に・・・その子には、明日会うことに、なってんだけど・・・いい、よな?」



目は口ほどに、を具現したかのように雄弁な懇願の視線をむける一護をまっすぐ見つめ返すレン。ただにこやかな笑みで無言のレンを恐々窺う一護。横目で一護を見ながら小さく舌打ちする朔護。しばし、無言で時が流れる。



「一護」

「はい!」

「子供を育てる・・・人の親になる、という事が、どういうことか、きちんと考えたうえで決めたのね?」

「・・・・ああ、ちゃんと考えた。」

「今の貴方は一部隊の隊長で、他の人よりも大きな責任が伴う仕事に就いています。
それも、理解していますね。」

「ああ」

「もし、その子と、隊長の責任を天秤にかけなければならなくなった時、・・一護は、どちらをとるの」


そこで笑みを消したレンが、真剣な口調で一護に問うた。温かみの感じない静かな声が鋭く一護を威圧する。レンの放つ空気に押されて、引き攣る喉を無理やりなだめて、一護は、ゆっくりと口を開いた。



「それ、は・・」

「ええ、」

「・・・その時、考える!けど、俺はどっちも捨てねぇ!
 守りたいもんを全部守るために隊長やってんだ。
 だから、両方守って見せる!・・・・なあ、レン。」


きっぱりと言い切る一護。迷いなく力強い言葉に、レンの口元が綻んだ。小さくひとつ吐息をこぼして、口を開いた。


「わかった。・・出来ることは手伝うから、遠慮なく頼ってくださいね。・・・・今日の業務は引き受けます。早く帰って準備してください。明日、子供を迎えるんでしょう?」

「ありがとう!レン!」


満面の笑みで抱きつく一護。自分より大きくなった青年を苦笑で受け止めて、その背中を優しくたたく。



「はいはい、じゃあ、また、あした」

「ああ!じゃあな!」


あっという間に隊舎を飛び出す一護。口をはさむ隙を見いだせなかった朔護が唸るような声でレンを睨みつける。


「なに、考えてやがる!アイツにあんなこと許すなんて、また無茶したら、」

「大丈夫ですよ。」

「何が大丈夫だ!一護の馬鹿は、」

「大丈夫。・・・・一護には、朔護も、私も、いるでしょう? だから、大丈夫。

 大丈夫なように、私たちが頑張ればいいんです。・・・・ね?」


やわらかく微笑んだ。レンのその表情を見て、既に消えた一護の背中を睨み、眉間のしわを深めた朔護が、特大のため息を吐いて、乱暴に頭をかきむしる。


「あーはいはいはい!・・・俺の兄弟がつぶれたら、俺もあぶねぇンだ。
手伝ってやるさ。仕方ないからな!」

「そうね、ありがとう。頼りにしてるよ。」


「いってろ、馬鹿レン。」


そっぽを向いて舌打ちをする朔護の表情に微笑ましさを感じたレンが笑みを深めた。



「大丈夫だよ。一護なら。・・・・きっと、いいお父さんになるでしょう。

(一護は、・・・”父さん”や、”ミサトさん”や、”僕”とは違うんだから。)


だから、大丈夫。・・・・・ね、朔護おじさん?」


「は?!・・・てっめ、レン!!」


「あははははははは!」


少しだけ、今更な過去を思い出して苦く笑んだレンが誤魔化すように朔護をからかう。視線を外していたため気付かない朔護があっさり食いついて怒声を上げるのをみて大きく笑ったレンがするりと隊主室を抜け出した。閉まりかける扉から片腕を振りながら一言残して素早く閉める。


「じゃ、残りの書類を整理しておくので、今日明日期限の隊長の決済が必要な分だけはお願いしますね♪副隊長。今日の分は元々ある程度片づけておきましたし他の分は私が片づけておきますので、・・・三席碇レン、業務に戻ります!」


「レン!おい!・・・・覚えてろよ!」


出ると同時に瞬歩で隊舎を抜けたレンに、遅れて朔護の怒声が追いかけた。その遠い声に苦笑を深めて青空を仰ぐ。



「いい天気。・・・これでもっと暑かったら、戦闘機でも降ってきそうだなぁ。」


一年中暑かった場所。リニアが停止して無人になった改札。逃げ水すら見えない乾いた風と、遠くに眺めた壊れゆく都市。揺れた影に映った蒼銀の髪と真紅の瞳の華奢な少女。自分を襲った爆煙を遮った青い車。そして・・・・


「・・・ あーあ、無意味に過去を思い返すのって年寄りの証かなぁ・・はは。
 
 ね、”レイ”、”カヲル君 ”、・・・・・・・・うん、さぁて、仕事しよう!」



 




















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