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eoe後使徒化+女体化したシンジ(=碇レンorシオン)が別世界にトリップした設定のクロスネタがメインの二次創作サイトです。碇レン最愛で最強。クロス先のキャラとのCPが基本。 現時点で単品で取り扱いがあるのは深淵と鰤とrkrn。深淵と鰤は主人公総受け、rkrnはきり丸中心です。
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幼馴染二人目との再会


どんな内容でも平気!という方だけご覧ください。


あ、この設定で、ヒロインポジションは一護とレンの二人です。
とにかく、この二人が愛されてればいい、と思ってますので。(今更ですが!)







*・・イタチと再会数日後
(日一成立後設定です)





「・・・・てか、本当に驚いたんだぜ!
 冬獅朗と話してたら乱菊さんがすごい勢いで走りこんできてさ。」

「ごめんね。流石にそこまで騒ぎになるとは思わなかったよ・・・u」



数日前の騒動の事を笑ってレンに話す一護はいつもより少し幼げな話し方で明るく笑う。
対外的にはレンの外見年齢ゆえに幼馴染で通しているが、本来遥か年上であるレンは殆ど姉のようなものなのだ。それにレンは一護の師匠でもある。勉強も武術も、彼女から手解きを受けて成長してきた。母のいない黒崎家の生活を、さりげなく手助けしてくれたのもレンだ。そうやって、いつも一護の前に立っていてくれる彼女の前では、気を張る必要がないと無意識化に刻まれているのだろう。普段は大人びた表情を浮かべて妹や友人たちをリードする兄的立場に立つことが多い一護も、年相応に肩の力を抜きがちになるのだ。


「いや、勝手に周りが勘違いしただけだろ?
 レンは悪くねぇよ。・・・でもさ、良かったな!レンの事覚えててくれたんだろ?
 そんだけレンが大事だったってことだよな」


「そ、う、かな?・・・うん、そうだと、嬉しいな。
 やっぱり、ね。」





弟分のかわいらしい笑顔に癒されつつも、イタチと別れたのちに頂戴した嫉妬の視線や知人達からの質問攻めを思い出す。自然、浮かぶ笑みに苦味が混じる。が、一護が続けた言葉に、苦笑が明るい笑顔に代わる。
確かに色々な葛藤や対立や別離を経たが、矢張りイタチは大切な幼馴染で仲間であることは変わりないレンの真実だ。その彼が、自分の事を”過去”の儘に覚えていてくれたことが嬉しくないわけがない。纏う空気まで華やぐような柔らかな微笑みで一護に応えるレン。

・・そんな会話が、否定したはずのうわさを増長させる可能性に気付くことなく和やかに会話を楽しんだ。

食後のお茶を片手に持っての雑談中だ。一護もレンも完全にリラックスしていた。

・・背後に、そっと近づいた気配に気を留めず、一護が続ける話にうなずくレン。



「・・・でもさ、可笑しんだぜ、冬獅朗の奴。
 そんとき丁度休憩してて一緒に差し入れの菓子食ってたんだけどさ・・」

「うん、

 う、みゃあ?!」



突然、一護の目の前で、レンの顔が変形する。思わず言葉を途切れさせる一護。
ありていにいえば、背後から忍び寄った誰かが、突然レンの頬を引っ張ったのだ。

あまりに自然に行われた暴挙に、一護が茫然としてしまうのも無理はない。
が、大事な姉貴分が、目の前で苦痛を訴えている状態を黙って傍観できる一護ではない。
通りすがりに突然の暴挙を行った見知らぬ死神を睨みつけて、レンに触れている手を振り払おうとした。


「って、いりゃい!いりゃい、ちょ、


「おい!てめ、」


・・・・・やめてよ、あすかぁ!・・・・・・・・・・・・・・・は?」


一護が動く前にレンが自力で頬を解放する。
無意識に、とある名前を叫びながら。



「え、・・・・」



口にしてから気づいたように、中途半端に固まらせた表情で、ぎこちなく振り返るレン。レンが不可解に固まっているのを気にしつつも、一護は乱入者を睨みつけるのをやめない。



「え、え、え、?」


完全に背後の人物を視認して、唖然とするレン。意味のない言葉が零れて、深紅の瞳を限界まで見開いた。




「え、は?・・・・・・・・・・あ、・・ア、スカ?」


「・・・・・・・はっ、なんだ。相変わらず冴えねぇなぁ。
 
 ば・か・レ・ン?

 アスカ様を忘れたのかよ?」




震える声で呟いたレンに、乱入者--朱金の髪を一つに括り、漆黒の死覇装の上に、一目で所属を知らせる白衣を纏った死神・・・惣硫アスカが、傲然と腕を組んで見下ろしていた。



「いや、え、?忘れるわけないけど!・・・て、はぁ?!何、え、アスカも、私が、わかる、の?」

「んだよ、忘れてた方がよかったってか?」

「そんなわけないでしょ?!覚えていてくれた方が嬉しいよ!」

「は、最初から素直にそう言いやがれ。・・・それより、だ。お前イタチとは会ったくせに、俺のトコにあいさつに来ないってのはどういうことだ?アア?」


「いひゃい、いひゃい!ちょ、」

「てめぇ!何しやがんだよ!」



アスカが皮肉気に言い放つ言葉に、叫ぶように答えたレン。対するアスカは僅かに表情を穏やかに変えるが、言葉の後半で再び皮肉を散らした口調に戻る。言いながらレンのまろい頬を今度は両手で引っ張り始めた。流石に痛くて涙目になるレンに、今度こそ一護が声を荒げてアスカを撥ね退けた。



「は、なんだお前にゃ関係ねぇよ。ガキはすっ込んでろ」

「何だと?!」

「待った!ごめん一護!アスカってば口悪いけど、あんまり悪意はないから聞き流して上げて!
 アスカ!あんまり初対面の人に乱暴な口きかない!もう!」

「なんだ、相変わらずガキの子守りか。本当に変わってねぇな。」




一護に振り払われた手を、またも偉そうに組んで、殊更見下ろすように嘲笑するアスカ。その挑発に勢いよくかみつく一護。今にも殴りかかりそうな一護を慌ててレンが止めた。口調が完全に昔に戻っている。それに気付いたアスカが、機嫌を上向けたことに気付かないレン。続いたアスカの言葉に、思わずほおを膨らませて睨んだ。



「ちょ、それまさかあの子たちの事?!失礼なこと言わないで!あの子たちは友人!子守りだなんて、」

「あんなん餓鬼共で十分だろうが。そっちのオレンジ頭もな。」

「てめ、」


ぞんざいに一護を示すアスカに、再び一護の怒り声が上がりそうになるが、意識せずにレンが遮るようなタイミングで反論した。その瞬間、あからさまに一護が機嫌を上向きに修正し、アスカの声がわざとらしく低まった。


「一護も大事な友人よ!も~!なんですぐに喧嘩になるようなこというの!」

「・・・俺様に口答えするのはこの口か~?」

「いひゃいってば!・」



三度頬を引っ張られたレンが、悲鳴混じりにアスカから逃げる。



「この、」



今度こそ切れかけた一護がアスカに殴りかかりそうになるが、赤くなった頬を抑えたレンが涙目の儘アスカを見上げて不満そうに訴えた。



「・・・もう!一護やアスカやイタチみたいな完全無欠の美人ならともかく、修正効かないくらい顔が歪んだらどうしてくれるのよ!」



「「・・・・は?」」



一触即発だった一護とアスカの声がそろった。
茫然と見下ろす二人に気付かずレンが続ける。



「全く、アスカに会うのが遅くなったのは謝るけど、仕方ないでしょ。
 私はアスカが尸魂界にいるなんて知らなかったし、ましてや私の事を覚えてるなんて思ってなかったんだから。・・・・・・・も~う!別にイタチと仲間外れにしたんじゃないんだから拗ねないでよ!」



「・・・な、、ば、こ、!」


瞬間、またたく間に顔色を真っ赤に染め上げたアスカが、言葉にならない音の羅列を叫ぶ。
対するレンは、完全に自分のペースを取り戻して、言い聞かせるように続けた。レンの後ろでは一護が口を抑えて肩を震わせている。今のやり取りで、レンとアスカの力関係を看破したようだ。



「本当にアスカも変わってないなぁ。あのね、挨拶が遅くなったのはごめんね。
 確かにイタチと会ったのに、アスカの事を気にしなかった私の落ち度だね。ちゃんと確認しておくべきだったよ。うん、ごめん。でも、会いたかったのも、覚えていてくれてうれしいのも本当だから、それはわかってくれる?」


「ば・・!くそっ、わーってるよ!」


言いながら小首をかしげるレン。
未だに赤い顔で、乱暴に髪をかきむしりながら返事を返すアスカ。



「けどね、それを私に言うのは良いけど、どうして一護に突っかかるの。」

「うっせーな。」

「ん?」


小さく呟いたアスカに、レンがにっこりと小首を傾げた。とたん気まずそうに視線をそらしたアスカ。
一護の腹筋は限界寸前だ。数分前の怒りなど消し飛んだ。・・事情を推察してしまえば、アスカの言動はわかりやす過ぎる。



「・・悪かった。」

「アスカ~?」

「っち、・・・・おい、オレンジ頭・・いや!・・黒崎一護、・・ゴメン」



不貞腐れた顔でレンに言うアスカだが、レンは容赦しなかった。笑顔で促す。無視しきれないアスカは舌打ちしながらも、渋々一護に謝罪した。


「へ?!・・・・あ、えと、いや、もういいよ。俺も挑発にのっちまったしよ。」

「・・ああ」


突然矛先を向けられて戸惑う一護。だが、レンが満足そうに頷くのをみて理解する。要するに、直接暴言を吐いた相手である一護への謝罪を促していたのだろう。苦笑で受け入れて謝罪を返した。ぶっきらぼうなアスカの声にも笑みを向けた。

それにしても、


「あ、ごめんね一護!あのね、この人は、イタチと同じで幼馴染兼同期だった惣硫アスカ。・・・で、いいの?名前変わってたりする?」


「いや、それであってる。・・ついでに所属は十二番隊だ。平だがな。」

「・・・あ、アスカもか。」

「ああ、聞いたのか。」

「イタチもだって」

「らしいだろ?」

「ま、ね。」


「はは、・・・っとやべぇ、休憩終わりだから、もう行くわ。
 今度時間作っとけよ!久しぶりに飯作れ!」

「了解。イタチもさそっておいてね。・・・いってらっしゃい」


「へーへー了解。じゃぁな!」



台風一過。

後には呑気にほけほけ笑うレンと、苦笑で見送る一護。

・・・と、喧々囂々新たなうわさの種に食いつく野次馬一同。



そんな、昼下がり。









*************




という感じの再会話、とかですね!

















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